【谷佳知氏の眼】阪神・近本、大山が来季勝利のカギ

 「DeNA3-3阪神」(30日、横浜スタジアム)

 来季の阪神にとって、近本の存在は大きくなるだろう。この日、大山もマルテも打ったが、近本の盗塁がDeNAの投手のリズムを崩していた。塁に出るだけでプレッシャーをかけることができる足は、相手にとって本当に脅威になる。

 2年目で成績を落とす選手が多い中、近本は成長したと思う。前半に打てない時期はあったが、今は不動の1番になった。単打1本で二塁まで行けるというのは大きい。結果的に、今年は近本にとっていい一年になったのではないか。

 4番として成長している大山と、1番の近本が来季も打線の軸になれば、優勝を争えるチームになる。やはり優勝を狙えるチームは、打線がある程度固定されている。この2人を中心に、ドラフト1位の佐藤や本塁打を打てる外国人が中軸に入るようになれば、巨人に十分に対抗できるはずだ。

 この日残塁が多かったように、課題は多いが、来季は楽しみな打線が見られると思う。

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