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阪神・上本が退団へ 生え抜き34歳タテジマに別れ…来季構想外、現役続行へ意欲

 阪神の上本博紀内野手(34)が、球団から来季の戦力構想外を伝えられたことが28日までに球界関係者の話で分かった。球団はポストを提示しているもようだが、現役続行へ強い意欲を示しているもようだ。今後は他球団でのチャンスを模索していく見込みで、退団は決定的となった。

 阪神を支えてきた男がまた一人、タテジマを脱ぐ。上本が福留、能見に続き、来季は戦力構想外であることが伝えられたもよう。上本自身は強く現役続行を希望しているとみられ、12年間在籍した阪神を去ることは避けられない状況となった。

 上本は広陵高、早大とアマ球界の名門で活躍し、2008年度ドラフト3位で入団。阪神一筋でチームを支えてきた。

 6年目の14年に才能が開花し、キャリアハイとなる131試合に出場。自身初の規定打席に到達して打率・276、7本塁打、38打点で、20盗塁も記録した。

 15年も負傷離脱で108試合の出場にとどまったが、正二塁手としてプレー。小柄ながらパンチ力を秘めた打撃と、アグレッシブなプレーで多くのファンを魅了した。

 しかし、大ケガで野球人生が狂った。18年5月5日・中日戦(甲子園)。二盗を試みた際に左膝の前十字じん帯を損傷。同年6月にじん帯再建術を受けた。

 同年には故障者特例措置で国内FA権を取得したが、権利を行使せずにチームに残留。矢野監督就任1年目の19年に勝負をかけた。手術の影響が残る中、春季キャンプから1軍に帯同。懸命なアピールを続けた。

 19年は秋季キャンプも3年ぶりに参加。「結果が出る、出ないは言い訳。年のせいとか、ケガのせいとかにしないように、自分を追い込んでみたかった」と振り返っている。30歳を超えてもレベルアップに貪欲だったが、糸原らの台頭もあって出番が減少。今季は25試合で打率・171にとどまっており、来季の戦力構想から外れたようだ。

 選手としてだけではなく、14年からは3年間、選手会長も務めてチームを支えた。球団はこれまでの功労を評価し、引退後のポストを提示しているとみられる。上本は現役引退か、他球団への移籍の2択となる。

 ただ、体に衰えはなく、現役続行への意欲は衰えていないようだ。記録以上に記憶に残る活躍を見せた上本が、慣れ親しんだタテジマに別れを告げる。

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