阪神8位・石井、指名の瞬間あ然「自分の名前を忘れていました」目標は藤川球児

阪神にドラフト8位指名を受けた四国ILp高知・石井(中央)。右は吉田監督、左は武政社長
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 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 阪神に8位指名された四国ILp・高知の石井大智投手(23)は、指名の瞬間、あ然とした表情を浮かべた。

 「自分の名前を忘れていました」。支配下選手指名の最後に、「石井大智」の名前が読み上げられた。「言葉にならない。指名されなかったらどうしようという思いが強くなっていた。足が震えています」と、安どとともに言葉を紡いだ。

 最速153キロの直球を武器に、今季四国ILpで奪三振のタイトルを争った。四球数も少なく、17試合に登板し防御率は1・69。高校時代は秋田高専に5年間通い、国立の高専から初のプロ野球選手となった。高校時代は「無縁だった」甲子園での登板も現実味を帯びた。「諦めた夢にもう一度挑戦できる」と、聖地のマウンドを夢見た。

 「自分はストレートに自信を持っているので、藤川球児さんを目標にして頑張っていきたい」。かつて高知に所属していた大先輩を目標に掲げた。

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