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阪神・ボーア退団へ 試合前練習後に不可解な抹消、近日中に帰国も

 阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)が今季限りで退団することが22日、決定的となった。試合前練習は通常メニューをこなしながら、練習後に来日初の出場選手登録抹消となった。今季16試合を残し、リーグ優勝の可能性が完全消滅する前の不可解な2軍降格。メジャー通算92本塁打の大砲が、わずか1年でタテジマを脱ぐ。また、ジェリー・サンズ外野手(33)とは、来季契約を更新する方針であることも分かった。

 広島戦の直前。ボーアが来日後初めて1軍を去った。わずかながらに優勝の可能性を残し、Aクラスを争う状況下で、チームは事実上の戦力外と判断。このまま阪神を去ることになる。

 ボーアはメジャー通算92本塁打を誇り、4番候補として期待されて来日。春季キャンプでは抜群の飛距離で注目を集め、開幕前の練習試合では3試合連続本塁打を放った。

 しかし、シーズンでは期待に応えられなかった。6月19日の開幕・巨人戦(東京ドーム)は「4番・一塁」で先発。快音は響かず、開幕3試合目にして6番に降格となった。開幕から18打席連続ノーヒット。左投手や日本の配球に苦しんだ。

 7月は21試合で月間打率・296、7本塁打、18打点と復調。本塁打後の“ファイアボール”パフォーマンスなど、明るい性格でチームを盛り上げる姿もあった。

 だが、8月以降は再び成績が下降線をたどった。今季99試合で打率・243、17本塁打、45打点。今季の推定年俸2億7500万円に見合う成績は残せなかった。

 この日は広島戦に備えて、甲子園での全体練習に参加。通常メニューをこなしていたが、練習後に出場選手登録抹消が発表された。球団は21日にオーナー報告を行っており、了承を得たための措置とみられる。ボーアは24日から2軍に合流する予定だが、今後は1軍に昇格せず、退団となる運びだ。

 くしくも妻・ヘイリーさんは21日、ツイッターにボーアが打席に向かう動画と、「Last game for 2020 for me」(私にとって2020年の最後の試合)と投稿。自身の近日中の帰国を示唆しており、ボーアもシーズン中に帰国する可能性もあり得る。

 一方、サンズは契約を更新する方向で進んでいる模様だ。昨季の韓国リーグ打点王は、日本でも勝負強さを発揮。一時は得点圏打率4割超をキープし、8月20日・巨人戦(東京ドーム)から40試合連続で4番を任された。

 10月は調子を落としているが、チームにとって貴重な右打者でもある。2年目の来季はさらに成績を伸ばすと判断した形だ。

 今季限りで藤川が引退。福留、能見は来季の戦力構想外とされ、さらにボーアまでも…。阪神が大きな転換期を迎えた。

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