【中田良弘氏の眼】阪神 試合捨てた?追う立場での淡泊な継投…

 「阪神5-9広島」(22日、甲子園球場)

 あれ、試合を捨てたのかな?

 二回表。そんな印象すら与えかねない投手起用だった。先発した阪神・岩田は初回から乱調。二回には3四死球による1死満塁から西川に押し出し四球。それでも続投させた。

 その後を抑えたが、これは結果論。3点目を失い、会沢、堂林と右打者が続く。押し出し四球のタイミングで不調の岩田を代えない理由がない。

 広島・薮田は1カ月以上ぶりの先発。制球難もある。3点差ならチャンスはあるという攻めの投手交代をしていれば、三回さらに3失点ということもなかったはずで、薮田に6回2失点という悠々の投球を許すことはなかっただろう。

 前日、攻めの交代で青柳を六回途中で降板させて白星につなげただけに、追う立場での淡泊な采配がなお際立つ。残り16試合ならリリーフもフル稼働でいい。

 スタメンもベストオーダー。つまりファンは勝利へのこだわりを期待したはずで、序盤から失望させてほしくなかった。

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