阪神・矢野監督「みんながよくつないでくれた」延長十回引き分けも粘りを評価

広島と引き分け、阪神・藤浪(中央)らナインとタッチを交わす矢野監督(左から3人目)=撮影・高部洋祐
8回、阪神・原口の同点打にわき上がる阪神・矢野監督(左から2人目)ら阪神ベンチ(撮影・高部洋祐)
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 「広島4-4阪神」(6日、マツダスタジアム)

 阪神が延長の末に引き分けた。1点勝ち越して迎えた十回、抑えのスアレスが1死から長野の内野安打、坂倉の右前打に右翼島田の失策もからみ、二、三塁。会沢への申告敬遠で満塁とされ、堂林の遊ゴロで同点とされた。

 矢野監督は「まあまあ。トータル的には勝ちたかったけど、負けなかったと思ったのは大きいと思っている」と試合を振り返った。スアレスは同点とされたが、最後は2死一、三塁のサヨナラのピンチに菊池涼を三邪飛に打ち取った。「負けるのと同点ではえらい違うんで。よく粘ってくれた」と話した。

 2度のビハインドを追いつき、十回は粘りの攻撃。広島4番手の塹江から先頭の大山が四球で歩き、代走の植田が捕逸で二進。島田の犠打で三塁に進んだ。1死三塁から途中出場の熊谷がしぶとく中前適時打を放ち、この試合初めてリードを奪っていた。

 「みんながよくつないで、全員で何とかこういう試合ができた。あとからいくメンバーも頑張ってくれたし、ピッチャーもつないでくれたから」と全員で粘りの野球を見せたことを評価していた。

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