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【岡田彰布氏の眼】中日・阿部にだまされた阪神バッテリー

 「中日4-1阪神」(19日、ナゴヤドーム)

 阪神バッテリーにとっては悔いが残る1球になったと思う。四回2死二、三塁から阿部に打たれた先制3ランだ。第1打席からの配球を見ていると、変化球に手を出していって、最後は外角ボール球を振っての3球三振。ここから伏線は始まっていたように感じる。

 第2打席、2ボールから、阿部はインサイドの直球に反応するそぶりすら見せなかった。これでバッテリーは「もう1球いける」と考えたのだろう。4球目、まったく同じコースに来たストレートを狙い澄ましたかのように左翼席へ運ばれた。

 こういうのを“だましのバッティング”と言うのだが、バッテリーはもう少し慎重に考えるべきだった。0-0の状況で、秋山の悪送球から広がったこの試合初めてのピンチだけに、最大限にカウントを使って良かった。まだ一塁も空いていた状況。試合後に「もっとこうしておけば良かった」と悔やむ1球は、なくさないといけない。

 そしてミスから相手に渡した試合の流れは、簡単には引き戻せない。これから秋山が一皮むけるには直球の球威を上げるのと同時に、状況判断など投げる以外の部分でも勉強を重ねてほしい。そして福谷に対して真っ向から勝負して凡退を重ねた打線には、阿部のような“だましのバッティング”を見習ってほしい。

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