阪神・藤浪晋太郎投手（２６）は６日、登録抹消が見送られ、次回１軍で背水マウンドへ臨むことが決まった。５日の巨人戦（甲子園）は４回２／３までに９安打され、球団ワースト１１失点の大炎上。その試合後、矢野監督は次回登板について「それはまあ分からん」と話すにとどめたが、一夜明けて、１軍で先発起用する方針を示した。

　「もう一回は（先発させよう）と思っているんだけど、天気もあるしね。それは断言はできないけど、行かそうとは思っているよ。現状はね。先のことは分からない」

　藤浪は全体練習前の午後１時４６分にチーム一番乗りでグラウンド入り。練習中は両手を後ろに組み、福原投手コーチの話に約１５分間耳を傾けた。その後はアドバイスを受けながら、投球フォームやリリースポイント、さらに変化球の感覚を確かめるように、キャッチボールを繰り返した。

　ここまで７試合に先発し、１勝５敗、防御率５・２７。矢野監督は「昨日も言ったんだけど、通用している部分とまだまだ課題、勝つということを考えていくと、足りないところがあるから、ああいう結果になると思う」と改めて指摘した。次回は中６日で１２日・広島戦（甲子園）の先発が有力視される。首脳陣の期待に結果で応え、ローテに生き残る。