【中田良弘氏の眼】阪神・高橋の成長感じた投球内容

 「阪神5-1中日」(25日、甲子園球場)

 阪神・高橋の勝因は自分のスタイルを貫いたところだろう。中日には5カード連続勝ち越し中の勢いがあり、その上で、初回に先頭から大島と平田が続けて初球を打って凡退していたように、各打者が初球から積極的に振ってきていた。それでも最後まで逃げずに攻め抜いたからこその勝利だ。

 どういうことかと言うと、対戦した打者30人中、20人から初球でアウトを取るかストライクを取れていた。初球を狙ってきていた、あるいは追い込まれたくないという打者心理から「狙わせた」という言い方もできるかもしれない。そういった打者に対して初球からストライクゾーンで勝負し、それでいて打たせないボールを投げられていたことを数字が物語っている。

 これだけ初球でストライクを取れると攻めやすくなるし、中日打線からすると常に主導権を握られているような感覚があったのではないか。高橋の成長を感じられた投球内容で、今後も中6日で投げていければチームにとっても大きいはずだ。

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