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阪神・近本、反撃のろし打 嫌なムード一振!四回イッキ逆転劇呼んだ

 「DeNA6-7阪神」(12日、横浜スタジアム)

 珍しく笑みすら見せず、阪神・近本は右拳をベンチに向けた。記録上では「右安」でも、1安打以上の価値を生む。ミスした植田、苦しんだ青柳を救い、中谷の決勝弾を導いた一本。ヒーローは譲ったが、勝利に欠かせなかった2安打1打点。殊勲の活躍が連勝を呼んだ。

 「負けている場面で得点圏にも走者がいたので、絶対にかえすんだという気持ちで打席に入りました」

 そう振り返ったのは2点を追う四回の攻撃。梅野の右前打、木浪の四球で無死一、二塁を作った。だが、バスターを試みた植田が捕邪飛。続く青柳は送りバントを失敗した。2死となり、近本に打順が巡る。ネクストバッターズサークルから変わらぬ“儀式”を挟んで打席に向かった。

 一度、屈伸を入れ、スイングして歩き出すのが、近本の欠かさぬルーティン。1番でも2番でも、不振で苦しんだ序盤も、復調気配漂う直近も変わらない姿だ。「どういう場面でも同じ流れで、打席に入るように心掛けています」。冷静に気持ちを落ち着かせながら、浜口と相対した。

 1ボールからの2球目、ファーストストライクを積極的に狙った。しぶとく一、二塁間を抜くと、二走・木浪が生還。1点差に迫り、中谷の逆転3ランを呼んだ。「良い結果になって良かったです」。これで11試合連続安打とし、13試合の自己記録更新も見据える。八回にも左前打で2戦連続のマルチ安打。チームに勢いを生んだ。

 8月の月間打率は驚異の・435。7月下旬まで1割台だったが、同・286で3割到達も見えてきた。前夜は3安打&3得点に好走塁もあった。連夜の活躍で連勝に貢献。矢野監督も「流れもね、止まりそうな所で打ってくれたというのは、もちろん大きかったよ」と称賛を惜しまない。チームに流れを生み、勝利を導く“夏男”。近本が真夏の逆襲を呼び込む。

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