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阪神・藤浪、次こそ 今季最長8回奮投も3敗目「力勝負できた。次につながる」

 「阪神1-4巨人」(5日、甲子園球場)

 またも白星はつかめなかった。今季3度目の先発マウンドに上がった阪神・藤浪晋太郎投手(26)が、今季最長8回を投げて4失点(自責点1)。3敗目を喫した。五回まで1失点に抑える力投を見せたが、打線が援護できず…。六回には自らの失策も絡み、3点を奪われた。チームは借金2、首位巨人とのゲーム差は今季最大タイの7となった。

 努めて淡々と振り返る表情に、あふれる悔しさを押し殺した。今季最長の8回を、4安打4失点(自責1)。またも打線の援護に恵まれない。それでも3戦3敗の結果に、藤浪は自責の言葉を繰り返した。悔いを残した113球の熱投。1球の判断が勝敗を分けた。

 「全体的に悪くはなかったんですけど、やっぱり勝てていないですし。ましてや自分のミスからの失点。反省すべきところですね」

 676日ぶりの勝利を目指した復帰3戦目。「うーん…」と考えるように上を向き、悔しそうに振り返ったのは六回だった。1点を追う展開。先頭の戸郷の打球が藤浪の前に高くはねた。「一瞬、迷った」という処理の判断。勝利への欲求が体を前のめりにさせ、ショートバウンドで捕球を試みたがグラブの下を抜けた。

 痛恨の失策が記録されると2死一、三塁とされ、岡本との対戦。前の2打席を完璧に封じた4番に初球、この日最速157キロの直球を投げ込んだ。「直球を待っているのは分かっていた」という中で、真っ向勝負を挑んでの結果。右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴びた。

 「勝負に行った球なのでね。ファウルを取らないといけなかったですけど、向こうのスイングが上でした」

 大城にも左前適時打を浴び、この回3失点。それでも七、八回を三者凡退に抑え、反撃を待った。登板3試合の援護点は「2、0、1」。矢野監督は「まずは打線なんだけどね」と、無援を嘆いた上で投球内容を評価した。「ここまでこられたのは大きな収穫。頼もしく見ていました」。中5日の熱投に、スタンドのファンも思わず「藤浪、応援しているぞ!!」と叫ぶなど、温かい声援が送られた。

 藤浪も前を向く。「点が入らないから投げにくいというのはない。そのせいにしようとは思っていないです」。ミスがあれば援護もある。仲間を信頼して援護を待つ。「力勝負できた。負けましたし、反省点もありますけど。次につながるかなと思います」。結果を反省できる日々が収穫に変わる。長いトンネルを抜けた先に、希望の光を信じて腕を振る。

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