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阪神・球児、悪夢KO 今季2度目救援失敗…矢野監督、配置転換「今すぐ考えられない」

 「阪神2-4DeNA」(11日、甲子園球場)

 スタンドの虎党も言葉を失った。5連勝目前だった阪神だが、1点リードの九回、守護神・藤川球児投手(39)が守備の乱れで同点に追い付かれ、さらにソトに痛恨の被弾。日米通算250セーブまであと5セーブのベテラン右腕が今季2度目の救援失敗で、有観客試合2試合目はまさかの逆転負け。藤川の今後の配置転換について試合後、矢野燿大監督(51)は否定も肯定もしなかった。

 悲鳴もため息も耳に入らない。藤川がぼう然とマウンドに立ち尽くした。決勝弾がはねた左中間席を見つめ、腰に手を当てて動けない。5連勝まであとアウト2つから想定外の大暗転。衝撃的な逆転負けを喫した。

 「西(勇)や、みんなが頑張って、ゲームを作ってくれていたのに、こういう形になり本当に申し訳ないです」。幾多の修羅場をくぐり抜けてきた守護神にとっても、ショックが残る敗戦となった。

 3投手がリードを守り、1点差で迎えた九回だった。有観客試合での初登板。LINDBERGの登場曲と拍手をBGMにマウンドへ。先頭・大和は3球で右飛に仕留めて、簡単に1死を奪った。

 だが、続く梶谷は四球。桑原には中前打を許すと、中堅・植田が正面のゴロを後逸。その間に一塁から一気に走者を生還させてしまった。

 想像もしなかった形での同点にファンは騒然。藤川の表情に変化はなかったが、制球に変化が見えた。ソトに対してカウント2ボール1ストライクから直球が真ん中に入り、勝ち越し2ランを被弾。6月25日・ヤクルト戦(神宮)での逆転サヨナラ弾以来の2敗目を喫した。

 矢野監督は「そのように使っているので、僕の責任です」と敗戦を背負い、「(藤川の状態が)いいとは思ってるわけではないけど。若い時やったらどんどん向かっていけるけど、いろんな経験の中で慎重になり過ぎる部分もあると思う。そういう難しさはあるので」とかばった。

 ただ、不安定な投球が続いていることも事実だ。今季5試合の登板全てで安打を許し、4試合で失点。6月末から雨天中止などで登板間隔があいて、調整が難しい面もあったとはいえ、日米通算250セーブまで、あと5に迫りながら苦しんでいる。

 今後の起用については「今すぐどうこう決められる…終わったばかりなんで、今すぐ考えられない。みんなに言えるようなことは何もないです」と含みも持たせた。現状の救援陣で藤川は実績も経験も豊富なだけに、難しい選択を迫られることになりそうだ。

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