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阪神・近本に“福留塾” 悩める後輩に大ベテラン動いた 打撃指導で修正点「明確に」

 マツダスタジアムでの広島戦が雨天中止となった3日、阪神の近本光司外野手(25)が、球場に隣接する室内練習場で福留孝介外野手(43)から熱心な打撃アドバイスを受けた。打率・149と低迷する近本の復調が、どん底にあるチーム浮上の一つのきっかけになると信じて-。この日中日に勝った首位・巨人とのゲーム差が“デッドライン”越えの7に広がったが、矢野監督が、福留が、そしてファンのみんなが虎の背番号5の完全復活を待っている。

 悩める後輩を球界最年長の大ベテランが放っておくことはできなかった。雨天中止が決定される約2時間半前。マツダスタジアムの室内練習場で、福留が近本に歩み寄った。

 約10分間、身ぶり手ぶりを交えての打撃指導。タイミングの取り方や体の開き方などを熱心にアドバイスする。途中からは、その光景を矢野監督が頼もしそうに見つめた。

 その後、ひと通りの打撃練習を終えた近本が、帰り支度を始めた福留に駆け寄る。今度は“福留塾”で学んだことを再確認するかのように、打撃フォームを大先輩に見せながら助言を仰いだ。

 「勉強させてもらっています。内容はあんまり言えないですね」。助言の中身は話さなかった近本だが、「昨年も打てない時に声を掛けていただいて“こうなっている”というのを教えていただいた。それで結構、改善されたことがありましたからね」と明かした。

 前夜の中日戦。九回無死一、二塁で、近本は2度の送りバント失敗後、遊飛に倒れると、バットを地面に投げつけた。打率・149と低迷。貧打にあえぐ猛虎打線の中で、2年目の飛躍を期待される近本の不振も得点力不足につながっている。

 「相手にとって嫌がられるのは近本だと思う」。背番号5の復調を打線活性化のポイントに挙げた矢野監督は「何とかみんなでこの苦しい状況を乗り越えようとね。今日の雨で同じ左の孝介から教えてもらうというのはチカにとってもよかったと思う。どっからでもきっかけはつかめることはあり得るんでね」と目を細めた。

 チームバス出発後も、室内ブルペンに打撃音が響いた。大山、北條、サンズらとともに近本は“居残り特打”を敢行。「ビジターであまり練習時間が取れていない。自分のやりたいことをできたかなと思います」。約1時間半の追加練習を終え、満足そうに話した近本は「(修正点は)明確にはなってきています」とうなずいた。

 雨降って地固まる。雨がもたらした“福留塾”と“居残り特打”をきっかけに、本来の躍動感を取り戻す。

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