阪神・井上打撃コーチ 得点力不足解消のカギは近本 ボーア、サンズは「競争意識を」

9回、三振に倒れゲームセット。がっくりの阪神・サンズ=横浜(撮影・金田祐二)
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 「DeNA9-1阪神」(28日、横浜スタジアム)

 DeNA・先発の平良を打ちあぐね、1点しか奪うことができなかった阪神。井上一樹コーチ(48)は「結果的に低めのボールをうまく打たされて、あれだけ内野ゴロが多くなってしまった」と打線の現状と向き合った。

 開幕から打撃が好調なのは糸井とマルテ。糸井は2試合連続適時打を放ち、マルテは右線二塁打などをマークしていた。その前にいかに走者が貯められるかがカギとなる。「ちょっとそこが課題となっている」と同コーチもいう。

 そのためには1番・近本の出塁が必須だ。この日も初回に飛び出した糸井の左前適時打の背景には、近本が四球で出塁し、二盗を成功させていた。井上コーチは「(糸井)嘉男とマルテの状態が良いし。今日の初回のようにチャンスでクリーンアップに回す形を多く作りたい」と話し、近本について触れた。

 「近本は真面目にしっかり考えて練習もするし、研究もする子だから、そこに追い打ちをかけてこちらも言うことはない。1日休みも挟むので、コミュニケーションの中で解消する方向に持って行けたらな」。

 一方で、この日の最終打席で右前打を放ったボーアについては「今日も1本出た。スイング自体も彼本来のものに近づいてきてる」と評価。「あとはジェリー(サンズ)が加入して、外国人同士の競争意識を持ってくれたら」と期待していた。

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