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阪神外国人列伝 90年“ワニ男”パリッシュが加入 本塁打量産もシーズン途中で引退

 阪神は2020年、球団史上最多となる外国人選手8人体制でV奪回に挑む。球団創設85周年のメモリアルイヤー。かつてタテジマのユニホームに袖を通した助っ人を年度別で振り返る。1990年はフィルダーに代わる大砲としてヤクルトから本塁打王パリッシュを獲得。新助っ人ウイッグスも加入した。

 パリッシュは「ワニを食べる男」として有名だった。契約が合意した際、デイリースポーツは「無敵だ 虎にワニ」と報じている。前年89年は42本塁打でタイトル獲得。大リーグからも誘いがあったというが「でもボクは死ぬほど飛行機が嫌いなんだ。アメリカでは飛行機の移動ばかり。日本でやれないんならバットを置こうと思っていた。ミスター中村(監督)も飛行機が苦手?そいつはいいね」と阪神入りを喜んだ。

 パリッシュは開幕戦から4番に座り、本塁打を量産した。4月22日・巨人戦で2号満塁弾を放つと、7月7日・中日戦でも18号グランドスラム。2年連続キングも見えていたが左膝の古傷が悪化し、8月27日に球団と話し合い、引退を決めた。この時点で28本塁打は2位の中日落合、ヤクルト池山に3本差をつけたトップ。デイリースポーツは「涙の退団パリッシュ」と無念の胸中を見出しにした。

 パリッシュは「オールスターの頃から膝が悪化した。自分のプレーでチームに迷惑をかけ、ファンを失望させる結果が多くなってしまった」と決断の理由を明かし、「近い将来日本のピッチャーがアメリカでプレーしてくれることを願っているよ」との言葉を残して帰国した。

 ウイッグスは5月10日・中日戦で来日1号を記録。マジメな性格で「俺は日本で1年でも長く野球をやりたいんだ」と活躍を誓っていたが、26試合、打率・191、1本塁打、4打点で解雇された。

 中村監督就任1年目は最下位に終わった。

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