履正社・関本、目指す高卒でプロ 強肩強打に高い将来性!なるか阪神初の「父子鷹」

 球団史上初となる「父子鷹」の誕生なるか-。強肩強打で注目を集めているのは、履正社で主将を務める関本勇輔捕手(3年)だ。父は阪神で活躍した関本賢太郎氏(41)で、幼少期からその姿を見て野球を続け、昨夏には日本一も経験した。将来性は十分で、父と同じように高卒でのプロ入りを目指し、成長を続けている。

  ◇  ◇

 昨夏の日本一メンバーであり、新チームから主将を務めている関本の思いは強い。チームとしての目標に加え、昨年の段階から「すぐにプロというのを目指してやっています」と話してきた。気持ちは固まっている。

 「高卒でプロに行って、父と同じ土俵に立ちたいです」

 尊敬する父は、天理から2位指名で阪神に入団し、活躍した関本賢太郎氏だ。甲子園でタテジマに身を包んで活躍する姿を、幼い頃から見て育った。いつかは同じ舞台へ。そんな思いで白球を追い続け、ここまで来た。昨年末の家族旅行の際にも「『一流はオフの期間も練習する』と言われた」という。プロ野球に対する気持ちもより強まった。

 捕手を始めたのは中学生からだが、持ち前の強肩を生かした送球が関本の大きな武器だ。二塁への送球タイムは1秒84という速さで「守備では自分の持ち味が肩なので、どれだけ盗塁を刺せるかというところを意識してやっていきたい」とさらに磨きをかける。

 また、打撃面では高校通算15本塁打という長打力に加え、勝負強さも兼ね備えている。新チームになってからは4番を任されており「率を残すことも大事ですし、チームにとっていいところで打てるようになりたい」と話す。主将で捕手という立場もあり、強い責任感が成長にもつながっている。

 将来性が高く、阪神は昨年の段階からドラフト候補としてリストアップしていることも判明している。畑山統括スカウトは「元々肩は強いし、打撃も良くなっている。特に勝負強いし、キャプテンもしているからね」と評価する。仮に阪神から指名がかかれば、球団史上初の「父子鷹」の誕生となる。確かなDNAを受け継ぎ、父の背中を追い続ける。

 ◆関本 勇輔(せきもと・ゆうすけ)2002年9月28日生まれ、17歳。兵庫県西宮市出身。175センチ、83キロ。右投げ右打ち。元阪神の父・賢太郎氏の影響で夙川小1年から野球を始め、投手と遊撃手でプレー。苦楽園中時代は「西宮ボーイズ」に所属し、捕手を始める。履正社では2年春夏の甲子園でメンバー入り。遠投110メートル。二塁送球タイムは1秒84。憧れの捕手は阪神・矢野監督。

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