阪神、球界最年長42歳・福留が気を吐く3安打 打線低調 西勇ら投手陣も不安定

2回、二塁打を放つ福留(撮影・田中太一)
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 「練習試合、ヤクルト7-2阪神」(20日、神宮球場)

 阪神が本来なら2020年シーズンの開幕戦だった試合に敗れた。

 投手陣が不安定だった。開幕投手が予定されている西勇は、先発して3回5安打3失点。二回は先頭・塩見に高めに浮いたスライダーを右中間三塁打とされるなど、1イニングで3長打を浴びて3失点した。

 3番手の新外国人・エドワーズは五回に登板。1死後にストレートの四球を与え、2死一塁で村上に148キロの直球を右中間に運ばれ、適時三塁打とされた。セットアッパーとして期待される右腕は、1日・ソフトバンク戦以来、実戦3試合ぶりの失点となった。

 4番手の能見は3四球を与えたが、1回を無失点に抑えた。ドラフト6位・小川(東海大九州)は七回に登板して1回3安打1失点だった。特別ルールで行われた九回裏は望月が登板、1安打、2四球に失策とバッテリーエラー3つを記録するなど守備も乱れて2点を失った。

 打線では福留が3安打を放って、気を吐いた。二回は中堅左へ鋭い打球を運び、好走塁で二塁打とした。四回2死は中前打、七回無死も右前打。オープン戦は打率・125と結果が出ていなかった球界最年長の42歳が、復調気配を見せた。

 攻撃全体を振り返ると、ヤクルトの継投策を攻略しきれなかった。四回無死一塁は4番・ボーアの右前打をきっかけに無死一、三塁としたが、サンズの三ゴロ併殺の間に奪った1点どまり。七回1死満塁も上本の右犠飛による1点しか奪えなかった。

 この試合は新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となったことを受け、無観客の練試合として行われた。また特別ルールで、ヤクルトがリードして迎えた九回裏も行われた。

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