阪神・糸原 鳥谷に代わって虎の顔になる!先頭に立って「僕が引っ張る」

 社会人時代のグラウンドで自主トレを行った糸原
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 主将2年目の阪神・糸原健斗内野手(27)が19日、神奈川県川崎市のENEOSとどろきグラウンドで自主トレを公開した。昨季まで在籍した鳥谷に代わるチームの顔となり、優勝に導く覚悟を示した。高校時代から通う広島市内のジム「アスリート」で体幹を鍛え、ケガ防止&打撃向上を視野にダイナマイトボディーを形成。瞬発系トレなどにも取り組み、臨戦態勢を整えている。

 澄み渡る青空の下、糸原が軽快な動きを見せた。社会人時代にプレーしたJX-ENEOSの球場でティー打撃やランニングなど、約4時間汗を流した。昨年10月下旬に発症した右大腿(だいたい)部後方筋挫傷の影響を全く感じさせず、表情からも順調ぶりをうかがわせた。

 「ベテランにばかり頼っていてはダメ。僕や僕ら若手が底上げしていかないとチームも強くならない、優勝も見えてこない。キャプテン2年目ですし、僕が引っ張っていかないと」。今季はチームの顔として、先頭に立って戦う覚悟だ。

 背番号「1」の姿が強く目に刻まれる。虎の精神的支柱だった鳥谷を目標にしてきた。「鳥谷さんからは(試合前の)準備や姿勢だったりを僕は見てきた。目標にする選手で、本当に見習うところばかり。自分のプラスになっている」。長年、チームの顔としてけん引してきたが、昨季限りで退団。今後は自分が役目を担う覚悟だ。

 昨年12月はケガ防止や体幹が強い体をつくるため、筋力強化に努めた。広島市内のジム「アスリート」ではレッグプレスを500キロ上げるなど、負荷も重くした。「ケガをしない体づくりと試合中に打撃が崩されることが多かったので」と下半身をみっちりといじめ抜いた。

 鍛えただけではない。年が明けると野球の技術練習や瞬発系のトレーニングにシフト。「鍛えるだけだとボディービルダーと同じ。自分の体を扱えるようにしたい」とメリハリをつけながら2020年シーズンの戦闘仕様に持っていく方針だ。

 3年連続全試合出場も期待されるが「逆に全試合にこだわり過ぎて、去年はあまり結果が出なかった」と反省する。追い求めるのは勝利だ。「一番はチームが勝つことが大前提。そこに(個人の)結果がついてくることが大事」。覚悟が備わった主将2年目、描く未来はVだけだ。

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