ボーア 虎入り決定!来日したら「おにぎり買う」“バース二世”は親日家だった

 阪神は14日、前エンゼルスのジャスティン・ボーア内野手(31)と来季の選手契約を締結したことを発表した。1年契約の年俸250万ドル(約2億7500万円)で、背番号は「41」になる見込み。“バース二世”ともうたわれる左の大砲は、球団を通して「来日したらすぐにコンビニに立ち寄って、おにぎりを買っていると思う」とコメントし、早くも親日家ぶりを披露した。(金額は推定)

 2年目を迎える矢野阪神の来季打線に、巨漢のスラッガーが加わることが正式に決まった。この日、阪神と契約を締結したボーアは身長193センチ、体重122キロの超大型一塁手。“バースの再来”と期待される左の大砲だ。

 今季は52試合の出場で打率・172、8本塁打にとどまり、メジャーに定着することはできなかった。だが、3Aでは49試合の出場ながら打率・316、17本塁打をマークと格の違いを見せた。イチローの同僚としてマーリンズに所属した17年シーズンには、25本塁打を放つなど、大リーグ通算92本塁打。メジャーでも絶大なパワーの持ち主として認知されている。

 そして、何より頼もしいのが、すでに“日本通”であること。球団を通してボーアは「来日したらすぐにコンビニに立ち寄って、ツナや照り焼きチキン入りのおにぎりを買っていると思います」と“笑撃”のコメントを発表。早くも親日家ぶりを披露した。

 日本びいきには理由がある。17年オフにプライベートで来日。師匠と仰いでいたイチローと神戸で自主トレを行った。その時に食べたであろう神戸ビーフだけでなく、コンビニのおにぎりに感動したのだろうか…。入団決定時のコメントで“おにぎり”の単語が出てきた外国人はかつていなかっただろう。

 さらにボーアは「昨オフに阪神から熱心に誘っていただいて以来、イチロー選手や、今年チームメートだった大谷投手からも、日本の野球に関する情報をいろいろと教えてもらい、日本でプレーすることを真剣に考えていました」。早い段階から日本行きを考えていたことも明かした。

 「まずはキャンプでチームメートからいろいろと教えてもらい、早くチームの一員として認められるように頑張っていきたい。ファンの皆さん、応援よろしくお願いします!」

 コメントからも、なかなかの勉強家であり、好漢であることがうかがえる。虎党に届いた大砲獲得という一足早いクリスマスプレゼント。ボーアが課題の得点力不足を解消してみせる。

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