秋山 800万減でサイン 右膝手術が影響「打者に集中できなかった」と反省
阪神の秋山拓巳投手(28)が10日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万減の年俸3200万円でサインした(金額は全て推定)。
会見では今季3600万円と推定されていた年俸が、4000万円だったことが判明。今季は10試合で4勝3敗、防御率4・26。17試合で5勝10敗、防御率3・86だった18年よりも成績を落としたため、昨オフの500万減よりも大きい下げ幅となった。
今季は、昨オフに右膝の手術を受けたことが投球に影響した。「(先発では)三回ぐらいから膝が張っていた。あまりよくない中で『どうにかしないと』と思いながらやっていた。そこばかりにとらわれて打者に集中できていなかった」と振り返る。
筋力強化で不安解消に取り組んでおり、秋季キャンプのブルペンでは効果を感じたという。「僕の中ではすごく腕が振れているし、(12勝を挙げた)2年前よりも質がいいストレートがいっているんじゃないかと思う」と手応えを口にした。
来季は開幕ローテ入りが目標。「来年はやれる感じがつかめている。もう一回、2桁(勝利)を目指してやりたい。普通にやれれば(ローテ争いに)勝てると思っている」と自信をみなぎらせた。