梅野 5年連続GG賞で古田超える!古田氏“激辛”エール「そんなに簡単ではない」
大先輩の背中に追いつき、追い越していく。阪神の梅野隆太郎捕手(28)が7日、球界のレジェンド“古田敦也超え”を誓った。この日は「こやぶる SPORTS 年末SP(仮)」で共演。野球談議は道具のこだわり面にも及び、貴重な時間を過ごした。
少年時代に見てきたスターたちがズラリだった。中でも古田氏は同じ捕手として、一時代を築いたレジェンド。10度のゴールデングラブ賞に輝き、1990年からは4年連続、99年からは3年連続の受賞。今年で2年連続受賞となった梅野は「まずは並べるように、そして超えられるくらいの存在になっていかないと」と力を込めた。さらには首位打者や最多安打でタイトルも獲得しており、梅野の目指す「打てる捕手」でもある。
「今年の得点圏だったりをもっと頑張っていければ、古田さんに近づけていける。ゴールデングラブだけではなくて、選手としても近づいていくことが、毎年やっていかないといけないステップアップになると思う」
古田氏は笑顔でハッパをかけた。「近づいたなと思っても、なかなか超えられなくて、みんな落ちていきますから(笑)。そんなに簡単ではない。どうぞ超えてください」。梅野を正捕手の一人と認めた上での“激辛”エール。球界トップレベルを目指せ。そんな思いが込められた。
「野球大好き芸人軍VSプロ野球レジェンド軍」の試合では、捕手を務めた梅野。いつもの定位置からの景色は格別だった。二塁に古田氏、そんなレジェンドのミットを借りて守った夢の時間だ。「1年間野球をしっかりできて、こういう場に参加できたことがうれしい」。憧れが、目標に変わるとき。梅野がその偉大な背中を、超えていく。