育成ドラ1小野寺 4番になって母に恩返し 活躍して家をプレゼントする!

 仮契約を終え、意気込む小野寺
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 阪神から育成ドラフト1位で指名された小野寺暖外野手(21)=大商大=が24日、大阪市内のホテルで支度金200万円、年俸300万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。長打が魅力の21歳は「阪神タイガースの4番を任せられる選手になりたい」と目標を掲げ、母子家庭で育ててくれた母のため、活躍して田舎に家を購入することを誓った。

 母を幸せにしたいという思いが、小野寺の言葉からあふれ出た。母子家庭で育ち、野球に集中できるように支えてくれた母・由子さんへの恩返し。大学に入ってからも「毎朝起こしてくれて弁当を作ってくれた」と感謝は尽きない。「田舎でゆっくり暮らしたい」という母の願い。その実現へ「田舎に住まわせてあげられるように」と活躍して家を購入することを誓った。

 高校通算20本塁打。大商大では4年春のリーグ戦から4番を務め「阪神タイガースの4番を任せられる選手になりたい」と目標を掲げる。そして「日本の4番になれるくらい頑張りたい」と育成から日の丸を背負う存在に駆け上がる覚悟だ。

 理想の4番像は「一番大事な場面で打てる、チームを勝たせられるバッター」で、小学生の頃は清原和博氏に憧れていた。緊張しないタイプだが「気が入り過ぎる。高校の大会で、倒れるぐらい気を入れてしまった」と苦笑いする。だが「チャンスは好き」と頼もしい。

 支度金は母へと考えていたが「もっと有名になってからでいい」と母から言われ「野球に必要な物を準備したい」と言う。「甲子園でホームランを見せられるように」。孝行息子は支配下登録を勝ち取り、母に悠々自適な生活をプレゼントする。

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