阪神がジョンソン全力慰留 来季逆襲に不可欠!流出阻止へ「すぐに契約したい」

 手を振って会見場を後にするジョンソン
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 阪神のピアース・ジョンソン投手(28)が14日、成田空港から米国へ帰国した。来日1年目の今季は58試合に登板し、“八回の男”としてチームを支えた。都内で報道陣に対応した右腕は、来季の去就について明言を避けた。メジャー球団からも注目されており、阪神球団は流出阻止へ、年俸など条件面も含めて全力で慰留に努める。

 普段から笑顔を絶やさないアメリカンが、少し神妙な顔つきになった。「来季以降、どのような意思を持っているのか?」と報道陣から質問を受けたときだ。手厚いサポートを施してくれた球団に感謝を述べつつ「来年のことは具体的に何も決まっていないので、何も言えない」と去就が不透明であることを強調した。

 チームとファンの願いはもちろん残留だ。しかし、ジョンソンの口から最後までその言葉は発せられなかった。球団は年俸など条件面を含め、全力で流出を阻止する方針だ。球団幹部は「ジョンソンが決めてくれたら、すぐに契約したい」と明言。覇権奪回を目指す来季も必要不可欠な戦力であることを訴えていく。

 150キロ超の直球とパワーカーブを武器に今季の防御率は1・38。メジャーからも熱視線を送られる存在となった。先週には待望の第1子が誕生。家庭環境の変化も、態度を保留させる要因の一つとなっている。虎戦士として過ごした今季については「自分の今までの野球人生の中で、一番楽しかった1年」と納得顔で振り返った。

 言葉が通じない異国に飛び込み、己の右腕一本でチームを支え、ファンを笑顔にした。「最高でしたね。アメリカで言うプレーオフ、短期決戦みたいな応援が開幕戦からずっと続いていた。あの応援の中で野球ができるのは幸せですし、楽しかった」。来季もタテジマを身にまとって躍動する姿を誰もが待っている。

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