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矢野監督 飛躍の種に…巨人に力負け終戦も「成長できた」

 CSファイナルステージで敗退し、手で顔を覆う矢野監督(中央奥)ら阪神ベンチ
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 「セCSファイナルS・第4戦、巨人4-1阪神」(13日、東京ドーム)

 悲壮感はなかった。阪神の矢野燿大監督(50)はファイナルS敗退が決まり、「楽しかった。チームとして成長できた部分は大きいと思う」と収穫を口にした。奇跡のCS進出を経て、貴重な短期決戦の経験も積んだ発展途上のチーム。05年以来の優勝を目指す来シーズンに向けて、2年目の矢野阪神が動きだす。

 奇跡への道は東京ドームで途絶えた。リーグ王者との接戦に敗れ、日本シリーズ進出が霧散。それでも悔いはない。矢野監督は吹っ切れた表情で旅路を振り返った。

 「楽しかったね。毎日、こういう中で野球をできるのもそう。こういう試合を続けることで、チームとして成長できた部分は大きいと思う」。シーズンとCSを合わせた通算150試合。全力で戦い抜いた選手、スタッフをねぎらった。

 最終戦も一丸で攻め続けた。二回に糸原の犠飛で先制。攻撃の手を緩めず、四回無死一塁では大山、五回2死一塁では近本が二盗を試みた。ともに失敗に終わったが、巨人を揺さぶり続けた。

 しかし、西が同点の六回に勝ち越しを許す。快進撃の立役者だった岩崎も、七回1死一塁からゲレーロに2ランを浴びた。奇跡的な展開を夢見たファンは声をからしたが…。負傷や疲労と戦い続けた選手に、もう反発力は残っていなかった。

 それでもシーズン終盤に見せた劇的な展開は、色あせることはない。1敗も許されない状況から6連勝で逆転CS進出。CSファーストSではDeNAとの激闘を制して、ファイナルSまで進んだ。矢野監督は描いた軌跡が、来季以降につながると信じる。

 「俺らの目指すところはもっと上にあるんだけど、(CSは)今の現在地というか、そういうものが分かるものになった。負けられない戦いの中で、チームが一つになって戦えたのは一番、手応えを感じている」

 就任1年目は69勝68敗6分けの貯金1の3位。さらにCSを経験したことで、成長過程のチームはさらに大きな財産を得た。指揮官は終戦後、ベンチ裏でミーティングを行い、全員に思いを語り掛けた。来季は3年契約の2年目。05年以来の優勝を目指す戦いがこの日、幕を開けた。

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