阪神ついに力尽きる 虎ラストゲームの鳥谷は最後の打者で二ゴロ

6回、巨人・丸佳浩に勝ち越し打を許し、額をぬぐう阪神・西勇輝=東京ドーム(撮影・高部洋祐)
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 「セCSファイナルS・第4戦、巨人4-1阪神」(13日、東京ドーム)

 阪神がついに力尽きた。巨人に4敗(アドバンテージの1勝を含む)を喫し、CSファイナルSの敗退が決まった。

 同時に今季限りでの退団を表明している鳥谷敬内野手は九回2死に代打で登場して二ゴロ。現役選手として阪神のユニホームを着てグラウンドに立つ最後の試合となった。

 連敗で迎えた今シリーズ。11日の第3戦で阪神が逆転勝ちし、1勝2敗で迎えた第4戦。試合は序盤から手に汗握る攻防になった。2戦連続で先制したのは阪神。二回、大山の左中間を破る二塁打から、糸原の左犠飛で1点をリードした。

 だが、序盤から好投を続けてきた先発の西が、五回に捕まる。岡本にバックスクリーン弾を浴び、同点に追い付かれた。さらに六回だ。表の攻撃では無死一、二塁の絶好機をつぶし、流れが相手に傾いた中での投球となった。先頭の山本に1-1から3球目。内角低めのシュートをフルスイングされると、左翼線を破る二塁打で得点圏に走者を背負った。

 さらに、続く打撃好調の亀井にスリーバントを決められ、1死三塁。坂本を打席に迎えた。それでも坂本を空振り三振に斬ったが、続く丸との対戦だった。初球、意表を突く形で三塁線に絶妙のバントを転がされた。

 西も素早く反応。すぐに一塁に転送したが、わずかに送球が左にそれた。お尻から倒れ込んだ西は、ショックのあまりその場から立ち上がれない。騒然とした空気となった。

 1点を勝ち越された阪神。七回には2番手の岩崎が、ゲレーロに2ランを浴びて息の根を止められた。阪神は先制した二回以降、毎回のように塁に走者を置いたが、あと1本が出なかった。シーズン終盤の6連勝など、奇跡的な戦いで勝ち上がってきたが、セ・リーグ王者が立ちはだかった。

 巨人は王者の強さを見せつけ、6年ぶりの日本シリーズ出場を決めた。日本シリーズではソフトバンクと対戦する。

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