矢野阪神 全勝&神頼み!CSへスクランブル指令 青柳も西も中継ぎある

 練習を見守る矢野監督
3枚

 阪神の矢野燿大監督(50)は23日、甲子園で行われた指名練習を視察。CS進出の可能性を残す4試合は、西、青柳ら2桁勝利がかかる投手もいるが、CS進出を最優先した投手起用で臨む方針を明かした。24日・巨人戦(甲子園)ではガルシアをブルペン待機させ、28日・DeNA戦(横浜)以降も先発陣を待機させるプランも温めており、総動員で奇跡を起こす。

 崖っぷちまで追い込まれたと言っても過言ではない。この日、3位・広島が中日に勝ったことで4位に浮上し、CS圏内までは2ゲーム差。しかし阪神が残り4試合に全勝しても、広島とDeNAが1勝でもすればBクラスが確定。1敗でもすれば、その時点でCS進出はなくなる。

 限りなく厳しい状況だが、可能性が残る限りは諦めない。矢野監督は甲子園での指名練習後、なりふり構わず、勝利をもぎ取りにいく姿勢を示した。残り4試合は、12球団トップのチーム防御率3・54を誇る投手陣をフル稼働させる。

 「(投手力は)うちの強み。みんなにプレッシャーをかけちゃうかもしれないけど、それぐらい信頼しているっていうところなんで。今までも(相手を抑えることを)やってきてくれている。さらにやっていってくれたら、いい方向に行くんじゃないかなと思う」

 24日・巨人戦では先発要員のガルシアをブルペン待機させる。さらに28日・DeNA戦以降の3連戦で、登板機会がない先発を待機させる可能性を問われると、「一番、失点を少なくするのが勝つために必要なこと。そういう部分でできるなら、する可能性もある」。“第二先発プラン”も視野に入れていることを明かした。

 残り2試合の先発機会がある8勝の青柳や、9勝の西には2桁勝利のチャンスがある。ただ、CS進出の可能性がある限りは、勝敗を左右する場面ではチームの勝利を最優先に継投へ入る方針だ。

 球団史上初めて7投手の継投による完封勝ちを収めた22日・DeNA戦は、無失点だった先発・望月を3回2/3で降板させ、能見を投入。五回はガルシアに任せるなど、細やかな継投で相手打線に付け入るスキを与えなかった。“終戦”するまでは、個人成績は度外視し、勝つために最善の選択をする。

 24日・巨人戦に負ければ目標を失い、2年連続の負け越しも決まる。「今年は(巨人に)特にやられてるんでね。うちは勝つしかないので。その気持ちを前面に出していけるように」。奇跡の実現へ-。まず目の前の一戦に全力を注ぐ。

2023-11-05
2023-11-04
2023-11-02
2023-11-01
2023-10-31
2023-10-29
2023-10-28
2023-10-20
2023-10-19
2023-10-18

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス