青柳 無失点降板も「6回を投げきれず悔いが残ります」

 4回、柴田を二ゴロ併殺打に仕留め、糸原(右)とタッチを交わす青柳(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-DeNA」(20日、京セラドーム大阪)

 先発を務めた阪神・青柳晃洋投手(25)が5回2/3を投げ6安打無失点と力投。DeNA打線に完全に流れを許すことはなかった。

 幾度のピンチを乗り越えた。まずは先頭の佐野、続くソトの連打を浴び無死一、三塁とされた。ただ、青柳は冷静だった。戸柱を投ゴロに打ちとり、三塁走者をアウトにした。柴田に右前打を許し、1死満塁となったが、浜口、神里を2者連続三振に斬り、0点に抑えた。

 この日は8三振を奪うなど、奪三振能力の高さも際立っていた。ただ、4点リードとなった六回は2死を取った後に佐野に中前打、ソトに四球を与えた後、93球で岩崎にバトンを渡した。

 2番手で登板した左腕がきっちりと後続を斬った。DeNA戦でこれまで登板した3試合で全て被弾を許していただけに「一発で点を取られるというイメージは多いので。そういうところは気を付けていきたい」と意気込んでいた青柳。“4度目の正直”でアーチを献上することはなかった。

 6月12日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来、69日ぶりの勝ち星を目指したマウンドで勝利投手の権利を持って降板した。「連戦の頭なので、展開的にも先発投手としてももっと長いイニングを投げなければいけなかったのですが、6回を投げきれず、悔いが残ります。援護してくれた野手の方々に感謝します」とコメントした。

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