阪神 逆転負けで連敗 混セに乗りたいのに…対ヤクルト連勝6でストップ 守乱も響く

 劣勢にベンチで厳しい表情の矢野監督(撮影・棚橋慶太)
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 「ヤクルト4-3阪神」(6日、神宮球場)

 阪神が痛恨の逆転負けで連敗を喫した。対ヤクルト戦の連勝も6でストップ。借金は7月25日以来の5となった。

 試合は序盤から阪神が優位に進めた。初回、1死から糸原が三塁・広岡の失策で出塁。相手のミスに乗じ、続く糸井は右前打でチャンスを広げた。ここで打席に大山。1ストライクから2球目、内寄り147キロの直球を狙った。右翼線を襲う適時二塁打で先制に成功した。

 「ここ最近自分のバッティングができていなかったので、どんな形でもランナーをかえしたいという気持ちだけでした」

 7月27日の巨人戦(東京ドーム)以来8試合ぶりの打点。さらに二回には、ソラーテが6試合ぶりの4号ソロ。左打席では初本塁打でリードを2点に広げた。

 だが、五回、先頭死球から1点を返されると、続く六回だった。ここまで粘投を続けてきたガルシアが、2死二塁から中村に逆転2ランを浴びた。続く奥村は左前打、代打・西田にも四球を与えると、矢野監督が三塁ベンチを出て、100球で降板となった。

 5回2/3を7安打4失点(自責は3)でKO。6月2日・広島戦以来となる勝ち投手の権利を、目前で逃してマウンドを降りた。ガルシアはイニング別の失点で六回がワースト。またしても“魔の六回”につかまり、5敗目(2勝)。2カ月以上、勝てない投球が続いている。

 さらに守備に課題を抱える阪神が、またしてもエラーで痛い追加点を奪われた。六回2死一、二塁。2番手・守屋が広岡を遊ゴロに打ち取ったと思われた打球を、糸原がはじく適時失策を犯した。12球団ワーストの87失策で、143試合では121失策ペース。最下位になった2000年(101個)以来の3桁超えペースになっている。

 シーズンは残り41試合。連敗でAクラスとの開きが大きくなってきた。正念場の戦いが続く。第2戦は青柳が先発する予定。開幕からローテを守る男の力投で、まずは連敗を止めたいところだ。

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