貧打解消へ、打線超強化!新助っ人ソラーテ、マルテとダブル起用 外野手プランも

 打撃練習をするマルテ(撮影・田中太一)
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 阪神が新加入するヤンハービス・ソラーテ内野手(32)=前マーリンズ傘下3A=とジェフリー・マルテ内野手(28)をダブル起用するプランが19日、浮上した。外国人枠の関係もある一方で、貧打解消への起爆剤としてチームに加わるソラーテを本職ではない外野で起用し、マルテと併用する“超攻撃野球”。両助っ人が得点力不足に嘆く猛虎を活性化させる。またこの日、5位転落も巨人が広島に負けたことで自力優勝の可能性が復活した。

 逆転Vへ向けて、虎に新たな勝負手が加えられる可能性が浮上した。新加入することが決まっているソラーテと、中軸としての役割を担ってきたマルテのW起用だ。今季の猛虎を象徴する貧打。現在6連敗中と波に乗れないチームを救うべく、打力が武器の両外国人を並べ、現状打破を図ろうというのだ。

 この日、ヤクルト戦が雨天中止となった後、取材に応じた清水ヘッドコーチがそのW起用を示唆した。「(ソラーテを)外野にするのかファーストにするのかも、また違うだろうし。マルテがベスト(の状態)ならファーストにも置けないし」

 内野の全ポジションをこなせる器用さを併せ持つソラーテ。外野起用となれば、チーム内の競争を激化させる効果もある。メジャーでは計16試合で左翼を守ったことのある新助っ人。今季はジャイアンツで9試合、左翼で出場した経験がある。

 外野での起用には「全部守れるっていう話は聞いているけど、どこまでできるのか、見てからでないと分からないので」と清水ヘッド。本拠地・甲子園に対応できる守備力が備わっているか、慎重に見極めていく構えだ。

 タッグを組むことになりそうなマルテは現在、15日の中日戦(ナゴヤドーム)で左膝を負傷し一時離脱中。出場選手登録は抹消されず、患部の経過観察をしているところだが、状態万全のマルテにソラーテが加われば、打線は厚みを増し、相手にとって脅威になること必至だ。

 1軍の外国人枠は4人で、ドリスとジョンソンは外せない現状。仮にソラーテとマルテが1軍となれば、必然的にガルシアが枠から外れることになる。2軍では17日のウエスタン・広島戦(甲子園)で好投した秋山や岩貞、藤浪などがスタンバイ。ガルシアの穴を埋められる先発陣が2軍から台頭してくれば、ソラーテ&マルテのW起用は決して夢物語ではない。

 ソラーテは20日にも来日予定で、2軍での実戦を経て最短で26日にも1軍合流する可能性がある。貧打解消で上位進出へ。虎のW助っ人が夏場のチームを押し上げる。

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