「阪神－広島」（５日、甲子園球場）

　阪神のジェフリー・マルテ内野手（２８）が五回、同点に追いつく第７号アーチを放った。

　１点を追いかける五回。先頭で５番・マルテが打席へと向かうと、カウント２－２からの７球目だった。高めに浮いた１４６キロの直球をフルスイング。打球は真っ赤に染まる左翼ポール際に着弾した。１カ月ぶりのＭ砲だった。６月４日のロッテ戦で本塁打を放って以来、実に２３試合ぶり。これまで本塁打試合は、６戦６勝とあって、この日も勝利を呼び込みたい。

　球団広報を通して「１打席、１打席が勝負だから、いつもポジティブな気持ちで準備しているよ。その成果を出せてよかったね」とコメント。昨夜は走者を置いた場面で４打数無安打と結果を残すことができず、「明日からもう一度、見つめ直したい」と話していた。チームは、新助っ人としてソラルテ内野手の獲得へと乗り出しているが、マルテも負けじと一振りで試合を振り出しに戻した。