ジョンソン“八回の男”完全復活三人斬り 虎史上初来日1年目20ホールド

 8回、平田を遊ゴロに打ち取るジョンソン
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 「中日1-0阪神」(30日、ナゴヤドーム)

 負けた。しかも、痛恨のサヨナラ負け。それだけに何を言っても負け惜しみになる。しかし阪神の先発・高橋遥の降板後、七回以降は被安打ゼロ。ドリスが延長十一回に2四死球と暴投で致命的な1点を失ったが、矢野阪神が誇る中継ぎ陣は大いに奮闘した。

 その中で希望の光となったのが6月4日のロッテ戦以来、19試合ぶりの1軍マウンドとなったジョンソンだ。“定位置”の八回に登場し、対する中日は1番からの好打順。まずは先頭の平田を自慢のパワーカーブで詰まらせて遊ゴロに仕留めると、続く京田は151キロの直球で右飛に打ち取った。

 圧巻だったのは大島への投球だ。カウント1-1から2球続けてパワーカーブを投じ、連続空振りを奪って三振。かすることすら許さず、打率3割超えの好打者を仕留めた。

 疲労蓄積が考慮され、登録を抹消されたのが6月7日。納得がいく状態になるまでファームで調整を続けてきた。「やっとこの舞台に戻ってくることができた」と笑顔を見せたジョンソン。「納得のいく球?もちろん常にもっとより良い球をとは思っているけど、今投げている分にはそれが放れていると思うよ」と完全復活を宣言した。

 鮮やかな三人斬りで外国人としては球団初となる来日1年目での20ホールドに到達。金村投手コーチは「素晴らしかった!ホッとしたよ」と、この時ばかりは表情を緩めた。

 「いろんな(起用の)幅ができるような中継ぎ以降の投手陣になってきている」と矢野監督。ジョンソンも至極、前向きに話す。「少しのことで連敗となったが、チームはいい野球ができている。来週からいいゲームができるよ」。“PJ”の復活で、今季序盤に確立した勝ちパターンの継投が戻ってきた。

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