矢野阪神 令和でAクラスや 今季最多4万6543人観客と平成白星締め

 8回、鈴木の安打がリクエストでアウトになり、ベンチで雄叫びをあげて喜ぶ矢野監督
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 「阪神8-3広島」(30日、甲子園球場)

 球史に名を残した。平成最後のプロ野球公式戦で、平成最後の勝利。阪神の矢野監督は2度のリクエストに成功し、今季最多4万6543人を熱狂させた。

 「歴史に残るような場所で、監督として戦わせてもらっている意識はあった。年号(が変わる前最後の試合)というのは気持ちの中にあった」。後世に語り継がれる一戦。采配を振る指揮官も特別な感情で迎えた。

 2度の微妙な判定に、迷わずベンチを飛び出した。七回無死は大山のグラブをかすめた打球を、カバーした木浪が捕球して送球。一塁の判定がセーフと判定された。

 3点差に迫られた直後の八回2死も、鈴木のゴロを木浪が一塁へ送球し、判定はセーフ。「ここ(甲子園)は自分のところから結構(一塁の判定が)見える場所なので。大事な場面やったしね」。ともに判定を覆し、広島に傾きかねない流れを止めた。

 これで単独4位となり、4月10日以来の借金1。勝率5割は目前だ。

 「平成最後を勝って終われたし、令和でもね。年号が変わってもいいスタートを切れるように頑張りたい」。今年、新時代を迎えた阪神が進む道を示す快勝。矢野監督の声も弾んだ。

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