西 12連戦の先陣へ 今季初の中5日「いい流れ引き継ぐ」

 登板に向け、キャッチボールで調整する西
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 阪神の西勇輝投手(28)が、12連戦初戦となる27日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発する。26日、ナゴヤ球場での指名練習に参加し、今季初の中5日登板へ最終調整した。FA右腕が大型連戦の先陣を切り、2軍調整中のメッセンジャーも含め、先発陣総動員でシーズン序盤のヤマ場を乗り切る。

 超大型連戦の初戦を託されても、西の姿に変わりはない。時折汗ばむほどの陽気に包まれたナゴヤ球場で、終始リラックスした表情を浮かべていた。いよいよ始まる12連戦。キャッチボールやショートダッシュで汗を流した右腕は「中5日であろうが、自分のやることは変わらない」と、自然体を強調する。

 チームは23日からのDeNA戦で3連勝。借金も3に減った。上位進出へ、一気に連勝街道を走りたいところだ。波に乗るチームの雰囲気を右腕も肌で感じている。「点が欲しいところで点を取ってくれたり、チームはいい流れにある。この流れを引き継いでいきたい」とマウンドで勝機を呼ぶ快投を誓った。

 開幕から4試合で2勝2敗、防御率は1・50。打線の援護に恵まれず2つの黒星を喫したが、メッセンジャー、ガルシアが離脱中の先発陣で、最も安定した成績を残している。過去4試合は全て日曜日の登板だったが、今回は移籍後初のカード初戦。長いイニングを投げ、中継ぎ陣の負担を軽減させることも役割の一つになる。

 「カードの頭を投げる意味は分かっている」とチームの信頼を胸に刻んだ西。矢野監督の期待も大きい。「現状、一番安定感があって、連戦の頭に行ってもらうピッチャーにふさわしい」と評し、自信を持って送り込む。西本人は「意気に感じて」と話しつつ、「自分を客観視できるように」と冷静さも忘れない。

 今回が自身にとって「平成最後」の登板となり「平成を楽しみたい(笑)」と声を弾ませた右腕。順調なら5月3日からのDeNA3連戦(甲子園)で、12連戦中2度目の先発マウンドを踏む。名実ともにチームの柱になりつつあるFA戦士が、要所で猛虎の勢いを加速させていく。

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