メッセンジャー、今季最短五回途中6失点 2戦連続KO

4回、2点を失い、お手上げポーズを見せながらベンチに戻る阪神 ランディ・メッセンジャー=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-巨人」(19日、甲子園球場)

 阪神・先発のメッセンジャーが4回0/3を投げ、8安打6失点(自責4)で今季最短降板。前回12日・中日戦の6失点に続き、2戦連続のKOとなった。

 相手先発は巨人・菅野。投手戦に持っていきたかった試合は二回、メッセンジャーが1死一、二塁を招くと、小林に1号3ランを浴びた。初球、カーブが真ん中に甘く入った。結果的に、不用意と見られても仕方のない1球。伏兵の一発で、いきなり3点のビハインドを背負うと、さらに四回だ。

 1死二、三塁のピンチで坂本勇を打席に置き、内野は前進守備を敷いた。

 1-1から低めの変化球で泳がせ、ボテボテの打球が遊撃前に飛んだ。北條は捕球後、素早く本塁に送球。タイミング的には悠々タッチアウトの場面だったが、この送球が三塁側に大きく反れた。痛恨の形で1点を失うと、さらに一、三塁から丸との対戦。

 二塁正面にゴロを打たせ、4-6-3の併殺コース。だが、糸原の二塁送球を受けた北條が、再び一塁に悪送球。ベース手前のバウンドを一塁・陽川が捕球しきれず、併殺崩れの間にさらに1点を失った。失投に悪送球2つと、ミス、ミスの自滅で序盤に5点を失った。

 こうなると、傾いた流れは止まらない。続く五回、岡本に左翼越えに特大7号ソロを浴びると、続く亀井、ゲレーロに連打を許したところで、ようやくベンチからタオルが投げ込まれた。五回途中、8安打6失点で降板。3連敗中の巨人戦で、エースが踏ん張ることができなかった。

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