梅野、左足薬指骨折も6打席連続安打の離れ業

4回、適時打を放つ阪神・梅野隆太郎=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「広島-阪神」(7日、マツダスタジアム)

 阪神が四回、梅野隆太郎捕手(27)の中前適時打で追加点を奪った。

 この回、1死から福留が遊撃・田中広の失策で出塁。ナバーロは空振り三振に倒れたが、中谷が左前打でつないだ。ここで打席に梅野。2ストライクから3球目、内角143キロの直球に詰まったが、打球は二塁と中堅の間付近に飛んだ。

 二塁・菊池が必死の背走で追い付いたが、グラブからこぼれてグラウンドに落ちた。FA移籍後初勝利を狙う先発の西を、正捕手がバットでも援護した。

 「なんとか自分で決めたいという思いで振り切った結果、良いところに落ちてくれました。大きな追加点を取ることができたと思うので、気を引き締めて守りでしっかりと貢献していきたいです」

 2日の巨人戦で左足薬指を骨折。完治せぬまま、痛みを押して出場を続ける。5日・広島戦の第4打席から、これで6打席連続安打を記録。攻守に欠かせない存在としてチームを引っ張っている。

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