矢野監督継投ズバリ!!2日連続1点差勝利に「しんどいです」
「阪神1-0ヤクルト」(30日、京セラドーム大阪)
「しんどいです」
会見場に現れた阪神・矢野監督は苦笑いだった。「しんどいですね」。2日連続の1点差勝利。試合終了までが長く感じる展開だった。
初回2死。糸井の打球がリプレー検証後に本塁打となると、ベンチ内でカッツポーズ。さい先よいスタートを切ったが…。二回以降は打線が沈黙した。
五回1死一塁は岩貞が2球連続で送りバントを失敗後、糸原に二盗を指示。動いて好機を演出したが、得点には結びつかなかった。
本塁が遠い展開。そんな中、継投でも主導権をつかみにいった。七回。岩貞が先頭打者を打ち取ると、「あそこで行くのは決めていた」と、1死から桑原を投入。終盤も救援陣をつぎ込んで1点を守り抜いた。
開幕3連勝を狙う31日・ヤクルト戦は、西を移籍後初登板初先発させる。「さらにムードをよくできるような戦いというところで言うと、打線が活発になりながら西の初勝利」。00年以降で阪神の新監督で開幕3連勝したのは02年・星野監督、04年・岡田監督だけ。リーグ優勝経験を持つ2人のように、力強い開幕ダッシュを狙う。