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藤浪 無期限2軍 大荒れ4四死球2暴投1失策「自分自身にガッカリ」

 3回、藤井に四球を出し顔をしかめる藤浪(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、中日4-5阪神」(12日、ナゴヤドーム)

 降板後の阪神・藤浪晋太郎投手はまるで、敗戦を振り返る投手の姿だった。4回無安打1失点。オープン戦チーム初勝利を導いたが、4四死球、2暴投1失策と荒れ荒れの投球内容。マウンドで顔をしかめたように、口を突くのは反省の言葉だ。試合後、無期限2軍行きが決まった。

 「全然です。自分の中でいっぱいいっぱいで。いい感じで練習でやってきてそれが出せないというのは、自分自身にガッカリです」

 1番から9番まで左を並べた打線を相手に初回、遠藤、大島から連続奪三振。好スタートを切ったが、「感触は良くなかった。探っている感じだった」と振り返る。抱いた不安は三回に露呈した。先頭の藤井に四球を与えると、1死後に亀沢に死球。カットボールを引っ掛け、左足の甲付近に当てた。

 マルテの失策も絡んで失点。四回も無失点には抑えたが、死球以降、37球を投げて直球はわずか4球。いずれもボール球で、カットボールを軸に粘ったが、苦し紛れの投球だ。「打ち取る確率が高い球を選んでという感じでした」。直球を混ぜたいと思う反面、梅野の直球サインに首も振った。焦り、もどかしさばかりが募った。

 結果、内容ではなくマウンドでの姿勢を矢野監督は思いやった。試合後、本人との面談を経て2軍降格を決めた。「自分と闘っている。『前向きに、何かをつかもうぜ』と伝えた」。ローテ入りを期待した中での通達だ。必要戦力に変わりはないが、期限は設けない。「開幕に間に合わなかったとしても晋太郎のためやし、チームのためになる」と、再調整の意味を強調した。

 2日のソフトバンク戦で2回無失点。腕を下げたフォームに手応えを得た。今後、藤浪は課題を「再現性」だと言う。「いい感じの球もある。一から作り直すわけじゃない。いいものを多く出していけるように毎日、一生懸命やっていきたいです」。指揮官同様、必死に前を向いた。まだ道半ばだ。懸命に腕を振る先に、光があると信じて再出発を図る。

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