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ドラ3木浪 開幕ショートへ前進 遊撃初スタメンで3安打2打点!守備も堅実

 4回、この日2本目となる内野安打を放ち、塁上でガッツポーズをする木浪。左は打球をはじき悔しがる一塁手・遠藤(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、中日4-5阪神」(12日、ナゴヤドーム)

 開幕遊撃のレギュラーへ大きく前進した。阪神のドラフト3位・木浪聖也内野手(24)=ホンダ=がオープン戦で初めて遊撃手として先発出場し、3安打2打点の大暴れ。1分けを挟んで6連敗と産みの苦しみを味わっていた矢野監督へ、オープン戦初勝利を送り届ける働きを見せた。13日・中日戦(ナゴヤドーム)でも遊撃スタメンで出場予定。し烈な遊撃の定位置争いから新人が抜け出した。

 左耳の後ろに構えたバットに虎党とチームの期待を乗せる。好球を捉えて奏でた3度の快音が限られた者にしか与えられないチャンスを引き寄せた。オープン戦初めて遊撃で先発出場した木浪が3安打2打点の大暴れだ。1分けを挟んで6連敗と12球団唯一白星のなかったチームを、初勝利に導く大活躍。と同時に「開幕遊撃スタメン」を大きくたぐり寄せた。

 第1打席は二回無死二塁。カウント2-2から中日先発・山井の130キロフォークをたたきつけると、高く弾んだ打球を投手と一塁手が捕球へと走る。それをあざ笑うかのように、木浪は誰も居ない一塁ベースを駆け抜け内野安打とした。

 無死一塁で迎えた四回の第2打席は1ボールからの2球目、138キロ直球を捉えて一塁強襲の内野安打。この試合までオープン戦打率・389を誇る絶好調男は、運も味方につけてしまう。遊撃守備には「久しぶりだったので、緊張しました」と笑ったが、堅実に打球を処理して本職の任務を果たした。

 これだけでは終わらない。第3打席は五回1死二、三塁のチャンスで、3ボールから山井の137キロ直球を完璧に振り抜いた。勝利へ導く右前への2点適時打。塁上で控え目にガッツポーズを見せた木浪は「真っすぐだと思って信じて打ちました」。3ボールから直球を一発で仕留める新人離れした“芸当”に浜中打撃コーチは「きょうは何と言っても3打席目。木浪の思い切りの良さが出た。レギュラーも近づいてきている」と舌を巻いた。

 キャンプから躍動する青森出身の24歳。遠く離れた地から父・弘二さんは息子の動向を見届けている。8日の楽天戦(倉敷)は2安打を放つも守りで1失策したことに、「ヒット1本は帳消しですね」と辛口採点した父。19日から関東圏で行われるオープン戦のいずれかを現地で観戦予定。父親の目の前で勇姿を見せるためにも、好調な歩みを止める訳にはいかない。

 長いトンネルを抜け、オープン戦初勝利を飾った矢野監督は「あしたもショートでいこうかな」と連日の遊撃スタメンを明言した。正遊撃手争いから一歩抜け出した木浪。3月29日の開幕戦。京セラドームのショートに木浪が立つ可能性が、現実味を帯びてきた。

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