大腸がんの原口が練習合流 鳴尾浜でトレーニング開始

 大腸がんを患っていることを公表し、1月末に手術を受けた阪神の原口文仁捕手(27)が7日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場でトレーニングを開始し、この日からチームに合流した。公の場に姿を見せるのは、昨年12月23日に地元・埼玉県寄居町で野球教室に参加以来74日ぶり。

 この日、早朝に甲子園球場に出向き、クラブハウス内で矢野監督や、1軍コーチ陣らにあいさつと現状を報告。その後、午前10時5分に鳴尾浜に場所を移してトレーニングを再開した。到着時には笑顔も見せるなど、元気な姿を見せていた。

 原口は1月24日に、球団を通じて大腸がんであることを公表。同時に「同じがん患者の方々、またそのご家族の方々にとって少しでも夢や希望となれるよう精いっぱい、治療に励みたいと思っています」と気丈につづっていた。先月6日には無事に退院したことを報告し、同月14日には甲子園球場内で、リハビリを開始したことを明かしていた。

 3日には27歳の誕生日を迎えた。目指すは早期の1軍復帰。完全復活を遂げ、阪神ファンだけでなく、がん患者の希望の星となるべく、今後も懸命なリハビリを続けていく。

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