藤浪あれれ…4回6四死球「三回までいい感じ」反省と収穫OP戦初登板

 悔しさをにじませながらベンチへ戻る藤浪
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 「オープン戦、中日4-2阪神」(24日、北谷公園野球場)

 阪神の藤浪晋太郎がオープン戦に初登板した。最速154キロを計測した一方、4回を投げて4安打3失点。死球から逆転を許すなど6四死球と制球が安定しなかった。課題を残す形になったが本人、首脳陣ともに前向きに振り返った71球。次戦の糧にしたい。

 「三回までは感覚としてはよかったですけどね。四球がもったいなかった。反省点はそこですね。それまでは力感なく、いい感じで投げることができた」

 毎回、走者を出しながら最少失点で抑えていたが、悔やんだのは四回のマウンドだった。先頭・木下拓に対して初球に続き、2球目も球が抜けて頭部付近を襲った。ざわつく球場。左肩付近の死球で出塁を許すと、動揺からか、渡辺にはストレートの四球を与えて一、二塁とした。

 続く京田に初球の直球を狙われ、同点となる適時二塁打を献上。さらに1死後、遠藤の右犠飛で勝ち越しを許した。京田には三回にも2ボールから直球を狙い打たれた。カウントを不利にしての痛打に課題は残るが、矢野監督も試行錯誤の投球を「後退しているわけではない」と前向きに捉えた。

 ただ、今キャンプの実戦は11日の紅白戦で2回2安打2死球で1失点。17日の日本ハムとの練習試合でも、3回7安打2失点だった。開幕ローテ入りに向けて内容、結果が欲しいのも事実。藤浪も「もう少し安定したい。テンポよくストライク先行で投げたい」と課題を口にする。登板後はブルペンに直行。反復練習の日々だ。課題を成長の糧とし、次戦の結果につなげたい。

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