リハビリ中の上本、キャンプ1軍スタート「1日1日をしっかりと」北條も

ノックを受ける阪神・北條史也=鳴尾浜(撮影・北村雅宏)
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 阪神は23日、兵庫・西宮市内にある虎風荘内で、矢野燿大監督ら1、2軍のスタッフが集まり、合同コーチ会議を行った。「左膝前十字靱帯(じんたい)損傷」でリハビリ中の阪神・上本博紀内野手が2年ぶりに、1軍キャンプからスタートすることが決まった。また、左肩亜脱臼でリハビリを続けてきた北條史也内野手も、1軍メンバーに名を連ねた。

 昨年は右足関節のクリーニング手術の影響で2軍キャンプスタート。2年ぶりとなる1軍キャンプに、鳴尾浜で自主トレを行った上本は「しっかりやることは変わらない。1日、1日、しっかりと。足の状態もあるので」と慎重に言葉を選びながら話した。

 昨シーズン途中に左膝前十字靱帯損傷の大ケガを負ったが、懸命なリハビリで今月18日にはベースランニングを再開するまで回復。「リハビリ段階なら問題ないんですけど。ユニホームを着て緊迫した中でバリバリ動いていないので。そこら辺を確認したい。無理しすぎないようにとは思っています」と、はやる気持ちを抑えるように続けた。

 昨シーズン途中に国内FA権の取得要件を満たしたが矢野監督の説得もあって、シーズン終了後に権利を行使せずチームに残留する意向を表明。万全な状態にさえ戻れば、「1番・二塁」の最有力候補となる。期待を背負っての再出発となるが「自分がしっかりやります」と気を引き締め、万全の状態を整えて2月1日を迎える。

 また、左肩亜脱臼でリハビリを続けてきた北條も順調に回復。「キャンプでケガをしたら意味がないので。自分の状態をみながらやっていきたい。アピールしていかないといけない立場なので、準備をしていきたい。いっぱい選手もいるので、結果が出ないと落ちる。結果を出していきたい」と闘志を燃やす。鳥谷敬内野手も遊撃再挑戦を公言。ルーキーの木浪聖也内野手、植田海内野手ら、激戦必至の定位置争い。2月1日を前に激しい火花が飛び交っている。

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