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能見、鉄腕宣言 目標は岩瀬 40歳シーズンでの50試合登板に意欲

 阪神の能見篤史投手(39)が11日、甲子園球場室内での自主トレを公開し、順調な調整ぶりを披露した。例年行っていた岩貞や梅野との沖縄自主トレではなく、今季は甲子園で“単独トレ”を敢行。5月に40歳を迎える左腕は、昨季限りで現役を引退した前中日・岩瀬を指針に、不惑での50試合登板に意欲を示し、フル回転で05年以来の優勝に貢献する決意を示した。

 39歳とは思えない軽やかな動きと引き締まった頬が、一言一言に深みを与える。今季の目標を尋ねられた能見は、端正なマスクを引き締めながら視線を上げた。

 「やるからには点も取られたくないですし、そういうものは常に持ちながら」

 5月に40歳を迎える今季。昨季はシーズン途中から中継ぎに転向し、リリーフに限れば42試合で4勝1敗1セーブ。防御率0・86と抜群の安定感を誇った。時計の針に逆らうように第一線で腕を振る左腕。登板を重ねれば40歳シーズンでの50試合登板という可能性も浮上してくる。「どちらかというと年間通して、しっかり投げられるようにすることが大事。なるべくシーズンを通して、好不調なく元気に投げられるのが一番」とフル回転を誓った。

 岩瀬は17年に50試合登板を達成したが「岩瀬さんが別格過ぎて、それに関しては比較すると失礼なので」と敬意を表しながら「あれだけの人は球界にもいないので、そういうのは一つの励みというか」。レジェンド左腕の存在を指針に、自らも歩みを進める。

 中継ぎ専任となって初めてのオフ。岩貞や梅野らと行う恒例の沖縄自主トレではなく、今年は甲子園で一人黙々と己の肉体と対話している。「一人になるということは、自分自身も厳しくしないといけない。そういうところも、もう一度自分に必要じゃないかなと思うので」と理由を明かした。

 05年以降、チームは優勝から遠ざかっている。その05年は背番号14のルーキーイヤーだった。「優勝というものを味わわせてもらいましたけど、戦力になっていないので、ホントに喜び半分。これだけやってきて、もう一度優勝したいというのが強い」。クールな左腕が放つ言葉は、熱を帯びた。最高の美酒に酔いしれる秋を描きながら、能見は15年目の戦いに向けて準備を整えていく。

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