西、若虎のアニキになる 移籍後初鳴尾浜で一緒に汗 食事会も検討

 阪神に新加入した西勇輝投手(28)が18日、移籍決定後初めて鳴尾浜を訪れ、体を動かした。虎の穴で初対面となったのは、若虎軍団。しのぎを削り合う仲間と同じグラウンドで汗を流した。この日誓ったのは、若手選手の“指南役”。質問には「もちろん答えますよ」と話し、若手選手らとの食事会開催も検討していくとのこと。若虎よ、ウエルカムだぞ!!

 冷たい風が頬をなでる。それでも、鳴尾浜の日差しは暖かかった。「虎の西」が約9年ぶりとなる鳴尾浜に登場。若虎たちと同じ場所で汗を流し、早くも“先輩”としての自覚が芽生えた。

 これまで培ってきたプロ10年間での経験。今度はそれらを惜しみなく若虎たちに伝授していくつもりだ。「もちろん(質問には)答えますよ。オリックスのときから、なるべく答えるようにはしていたので」。先月28歳を迎えたばかりの西。若手選手らとの食事会開催も検討中と、早くもアニキ肌を見せた。

 この日の西は、若手強化練習よりも先に始動。9時15分にウエートルームに入ると、約1時間体を動かした。その後は屋外に出てランニング。何本もポール間を走り、これで終わりかと思いきや…再びウエートルームへ。鳴尾浜デビューでいきなりの“おかわり”トレーニングも行い、練習を終えた。

 西の姿に、オリックス新人時代から知る本屋敷トレーナーも「大人になったな」としみじみ。そして「取り組む姿勢が、若手のいいお手本になると思う」と期待を込めた。

 成長した姿で戻ってきた虎の穴。足を踏み入れたのは、2009年8月22日以来だった。かつては敵としてマウンドに立ち、そして今度は同じユニホームを着る仲間として練習に励む。「まだ2日目なので、これから(違いなど)分かってくるんじゃないかな」。一歩ずつ、その先へ。西が、若虎を照らす道しるべとなる。

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