ピュアな藤浪で完全復活 大阪桐蔭時代の相棒、西武・森に負けてられん

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が12日、原点回帰での再出発を誓った。この日は福井市内の「金井学園 雨天練習場」で福井中学ボーイズ、福井工大福井女子硬式野球部の生徒を相手に野球教室を実施。矢野新監督の言葉を思い出しながら、「ピュアな藤浪」で来季の活躍を誓った。

 「この子たちみたいにピュアに、野球ができたらいいなと常々思います」。向けられたキラキラの視線に、藤浪は幼少期を思い出していた。プロ野球に、プロ野球選手に憧れた十数年前。矢野監督も今季、2軍で「高校の時に甲子園で投げている姿、あの顔が見たい」と問い掛けてきた。

 この日、西武の森が最優秀バッテリー賞の授賞式に出席していた。大阪桐蔭時代、春夏連覇を達成した相棒。「彼は今、すごく高いレベルで野球をしているので」と素直に認める。今季は6月3日に対戦し、四球を与えた。描く理想は対戦での勝利以上に、刺激し合っての“共闘”だ。

 「球宴や日本代表とか。高いレベルの舞台で一緒に選ばれるように。そこでバッテリーを組んだり、そういうところで一緒に経験したい」。無心で白球を追った仲間は、今でも高め合うべき存在だ。「ピュアに野球をやる姿は一番の理想形です」。貴重な一日を胸に刻み、藤浪は再出発を図る。

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