矢野新監督 根尾引く!16日編成会議で方針確認 10・25最初の「大一番」

阪神が野手のドラフト1位最有力に挙げる大阪桐蔭・根尾
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 阪神・矢野燿大新監督(49)が25日のドラフト会議で、「クジ引き役」を務める方向で調整が進んでいることが17日、分かった。16日の編成会議で、1位指名が野手なら大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)を最有力とするこれまでと変わらぬドラフト方針を確認したもよう。投手指名となれば、他の即戦力投手と共に金足農・吉田輝星投手(17)も1位候補に挙げられているが、いずれにしても「金の卵」の交渉権獲得を矢野新監督に託す。

 阪神監督という重責を引き受けた直後に、虎の未来を左右する任務まで託される。激動の日々を送る矢野新監督の最初の「大一番」は25日のドラフト会議。抽選箱の前での決戦に挑む。

 「それ(クジ引き役)は決まっていない。『行け』って言われたらっていうか、どうやって決めるんやろ?今まではどうしてんの?(監督が通例なら)引くしかないんちゃうん」

 16日の編成会議では「クジ引き役」の話は出なかった。ただ、阪神ではその時の監督が引くのが通例。15年10月19日に監督就任会見を行った金本前監督は3日後のドラフトでクジ引き役を務め、ヤクルトとの競合で高山を引き当てた。

 谷本球団本部長は「クジ引きの話はしなかった。でも、誰もがそうある(矢野新監督が引く)べきと思っていますが。金本監督も1年目から引きましたし」と話す。クジ引きが同じ流れになる上で、指名方針に関しても、これまでと大きな変更はなさそうだ。

 「ドラフトの方針もこれまでと変わりません。もちろん矢野監督にも意見は聞いてますよ」と谷本本部長。1位指名は野手なら、大阪桐蔭・根尾が最有力候補であることに変わりないもよう。投手では他の即戦力投手と共に、金足農・吉田も1位候補の1人。いずれも競合必至となる。

 矢野監督は16日の会議後に「(1位指名の)考え方が球団とオレとしても、あるのはある。言うことは言うけど、それが大きくズレているということはない」と話した。今回はあまりに時間がなく、これまでの方針を基本線にした上で、自身の意見も伝えて当日まで議論していく形となる。

 「(クジを引くのは)先にパ(リーグ)か。(先に引かれたら)それはしゃあないやん。当たりは1個しかないから。まあどっちにしろ、相談するわ」と矢野新監督。就任会見は近日中に開かれる。利き腕の右手か、それとも左手なのか。いずれにしても競合となれば、その「手腕」に注目が集まる。

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