大山&糸原&陽川 結果で恩返し 金本チルドレン誓った

 ノックの打球を懸命に追う大山
2枚

 いつもと変わらない姿に、いつもと変わらないあいさつをした。それでも確かなことがある。それは共に戦えるのは、残り1試合だということ。若虎たちにとっても、阪神・金本知憲監督にとっても。感謝の思いは消えない。誓ったのは最終戦の勝利、そして成長だった。

 電撃辞任にも、選手たちはうつむいた顔を懸命に上げた。この日行われた指名練習に参加した若虎たち。大山悠輔内野手は真っすぐな思いを言葉に込めた。「監督はプロの世界に導いてくれた方、感謝しかないです」。2016年度のドラフト1位として阪神に入団。大山の恩師も目を疑ったという金本監督のサプライズ指名だった。だからこそ、指揮官への思いも人一倍強い。

 「結果で恩返ししたかったので、悔しい気持ちでいっぱい。成長して、これから結果を残すことが一番の恩返しになると思うので、2年間指導してもらったことを生かして、今後もやっていきたい」

 大山と同期入団の糸原健斗内野手も、指揮官に見初められてタテジマに袖を通した一人だ。「僕ら若手が結果を出すということが、監督も一番うれしいと思う」と話すと、陽川尚将内野手も「最後まで結果にこだわってやっていきたい」と最後まで執念を見せることを誓った。

 いつもと同じ一戦、されど思いは違う。最後の最後まで、変わらず戦い抜く。育ててもらった感謝を胸に-。成長した姿を見せる一戦。指揮官への恩返しとなる第一歩となれ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス