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大山6安打3発!歴史的“大噴火” リーグタイ6安打、ブラゼル以来の3発で7打点

 3回、左越えに2打席連続となる2ランを放つ大山(撮影・出月俊成)
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 「DeNA4-20阪神」(16日、横浜スタジアム)

 阪神が今季最多20得点で大勝。連敗を3で止め、最下位から脱出した。猛烈に打線をけん引したのは3番・大山悠輔内野手(23)だ。球団では64年ぶりとなる両リーグ最多タイの1試合6安打を放ち、自身初の7打点の大暴れ。三回にはプロ野球20人目の1イニング2本塁打をマークし、八回にはこの試合3発目となる3ランを左翼席へ運んだ。

 これは夢なのか。止まらない、いや誰も止められない。打席に立つたびに鳴らした美しい快音。思いを乗せた白球は左翼席最前列、そして中段、さらに最上段へ。飛距離さえも“成長”させてしまった豪快なフルスイングに、虎党は未来を乗せた。期待されて挑んだ今シーズン。大山が横浜の地で輝いた。

 チームの勝利にただただ、貢献したかった。まずは初回に好機で先制打を放ち、勢いは加速。そしてチーム全体を活気づかせたのはこの一発だった。同点で迎えた三回。1死から、高めに浮いた直球を振り抜いた。「風のおかげで届いてくれました」。左翼フェンスをギリギリ越え、終わってみればこれが決勝点に。後押しした横浜の風に感謝した。

 まだまだ大山劇場は続く。この回、猛虎打線が爆発。打者一巡の猛攻を見せ、大山が再び打席へと向かった。そして今度はスタンド中段へ放り込むダメ押し2ラン。プロ野球20人目の1イニング2発をマークすると、さらには八回。今度はスライダーをフルスイングで仕留め、とどめを刺した。打った瞬間、本塁打だと分かる会心の当たり。三塁ベンチの仲間は身を乗りだし、一瞬どよめくと、すぐさま笑顔で祝福した。

 全打席でともした「H」のランプ。最下位に転落した前夜の悪夢を胸に秘め、自らを奮い立たせていた。「昨日の最終打席は、僕で終わってしまっているので」。その悔しさを拭い去る1試合3本塁打、6安打7打点。いずれも自身初で、6安打はリーグタイ記録。球団としては64年ぶりの快挙だ。

 順風満帆ではない。期する思いで迎えた2年目だった。昨年12月は1年間戦える体作りに重点を置き、トレーニング。それでもキャンプまでに、目標数値をクリアすることができず。金本監督の自宅へ呼び出され、その覚悟を問われた。そんな中で、直接かけられた「お前に期待しているんだ、それに応えてほしい」という熱いメッセージ。己の甘さを痛感し「頑張ります」。指揮官との約束を果たすため今もなお、もがき続けている。

 若虎の大活躍で、チームは連敗ストップ。最下位脱出だ。「勝ったことが一番なので、まずはそこを喜びたい」。足早にダイヤモンドを一周し、一目散に仲間の元へ-。ヘルメットがずり落ちるほどの手荒い祝福。殊勲は、絶好調・大山悠輔。はにかみながら、幸せそうに笑っていた。

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