陽川、幻3ランなんの!2安打3打点 リプレー検証で三塁打「感触は良かった」

 「阪神12-3DeNA」(2日、甲子園球場)

 損をしたとは思わない。聖地で見舞った“3ラン”が幻となっても両手に残る確かな感触。「ベンチに帰ったら(周りから)『入っていない』と言われたので」。一度は認められた本塁打判定はリプレー検証の結果、2点三塁打に。いずれにせよ阪神・陽川が自慢の破壊力をお見舞いだ。

 ダイヤモンドは回っていた。場面は六回。福留の右前適時打、糸井の右前打で無死一、三塁の好機。「先輩たちがつないでくれたので流れで」。クリーンアップの先輩らの勢いに乗るように陽川が打席へ。敵の3番手・藤岡が1ボール2ストライクから投じた外角低めのスライダーを一閃。一直線に飛んでいった打球は左翼席に入った…、かに見えた。

 ただ“何か”に跳ね返ってグラウンドに戻ってきた打球についてリプレー検証が入ることに。戻ったベンチでの判定待ち。ボールはフェンス最上部付近に当たっていたことが確認されて適時三塁打となった。それでも「感触は良かったです」。三回に中犠飛、五回には中前打を放ち今季2個目となる二盗も決行。4打数2安打3打点の暴れっぷりが頼もしい。

 今季聖地初アーチはお預けとなった。それでも若き5番が奏でた快音が心地良い。打って良し、走って良しの陽川がチームに勢いをもたらしていく。

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