福留「どんな形でも勝つしかない」 残り36戦、一戦必勝を誓う
阪神・福留孝介外野手(41)が27日、長期ロード明け初戦となる28日のヤクルト戦(甲子園)からの一戦必勝を誓った。26日の巨人戦では最大5点差からの大逆転勝利を収めたように、とにかく結果にこだわって戦う考え。残り36試合、上だけを目指して死に物狂いで勝利を目指す。
26日の巨人戦では敗色濃厚の展開からの大逆転劇を演じてロードを締めくくり、28日からは約1カ月ぶりとなる甲子園だ。残りは36試合。とにかく結果にこだわる。どんな内容であっても勝つことが何より重要だ。キャプテン・福留が力強く言い切った。
「(甲子園に戻っても)落ち着いて、腰を据えて戦っていかないといけない。ここから先は、形はどうあれ勝つしかない」
なりふり構わず勝ちにいく。苦しい試合内容を強いられても、諦めずに戦い、最後に笑って六甲おろしを聞ければいい。26日の巨人戦がそうだった。最大5点差という劣勢の中、八回に6得点のビッグイニングを作って大逆転。この試合まで、七回終了時にリードを許した展開では50戦50敗だったが、その負の流れも断ち切った。
福留自身は、26日の巨人戦中に右手首を少し痛めたのか、気にする仕草を見せていたものの「手首は大丈夫」と話す。終盤の戦いをにらみ、今週の甲子園6連戦も休養を挟みながらの起用が想定されるが、勝利のために与えられた出番で仕事をするだけだ。
今季甲子園ではここまで42試合で16勝25敗1分け、勝率・390と大きく負け越している。ただ、ここから巻き返すことは十分に可能。甲子園では残り20試合。金本監督も26日の試合後に「今年は甲子園であまり勝ててないので、何とか甲子園で勝てるようにがんばっていきます」と話したが、甲子園で勝てばさらに波に乗れる。
「どんな形でも勝っていくしかない」と福留。この日は野手陣は休日となったため、英気を養った。26日に劇的な勝利を収めたとは言え、チームの借金は「6」で4位。まずは28日から2・5ゲーム差の2位・ヤクルトとの3連戦で白星を積み重ね、上位を狙う。
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