ロサリオ、先制満塁アーチ「練習通り。最高の結果」

1回、先制の満塁弾を放ち、天を指さしながら生還する阪神 ウィリン・ロサリオ=東京ドーム(撮影・出月俊成)
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 「巨人-阪神」(7日、東京ドーム)

 阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)が初回、完璧すぎるフルスイングで先制の満塁弾を勢いよく放り込んだ。

 巨人先発の内海の立ち上がりを猛虎打線が攻め立てた。先頭の糸原が中前打で出塁。北條は一ゴロに倒れたが、続く福留が四球を選び1死一、二塁とチャンスを広げた。糸井は右前打。生還できるかの際どいタイミングで、高代作戦兼総合コーチがストップをかけ、満塁となった。

 ここで打席に向かうのが、この日5番に昇格したロサリオ。看板直撃弾を含む2本塁打を放つなど、東京ドームとは好印象の助っ人。その2球目だった。136キロの直球をフルスイング。バックスクリーンギリギリに着弾すると、太い右手を天井に突き上げ大きなガッツポーズが飛び出した。10試合41打席ぶりとなる8号満塁アーチ。阪神の外国人選手としては、2010年のマートン以来、8年ぶりのグランドスラムで、大きすぎる先制点が阪神に入った。

 ロサリオはこれで7戦連続安打と、調子は上向き。「練習通り、自分の強いスイングをすることだけを心がけていました。最高の結果になってくれてよかったよ」。虎党の大声援に応える美しいアーチを描いた。

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